世の中の車の3割は任意保険に入っていない

驚くことに、日本では約3割の車が任意保険に加入していません。

つまり、その辺をスピードをだして走っている車の3台に1台は自賠責保険にしか加入していないか、最悪の場合はそれすら加入していないと考えることができます。

都道府県別の任意保険加入率の表では、四国、九州、沖縄で50%~60%という驚くべき事実がわかっています。

四国、九州で走っている車の半分近くが自賠責保険だけなのです。

これを知ったとき、ほんとうに我が耳を疑いました。

ここで、自賠責保険の補償内容を説明しますと、補償限度額は、

傷害の場合が120万円
後遺障害の場合3000万円(常時介護要する場合4000万円)
死亡の場合3000万円

という、死亡や後遺障害の場合の人身損害賠償額が2億円~3億円が当たり前になっている現在では、まったくといっていいほど役に立たない保険なのです。

ましてや、自賠責保険は「人」に対する補償しかありません。「モノ」に対する補償はないのです。

任意保険の対物賠償保険が使われるのは、車対車の事故だけではありません。

車でパチンコ店に突っ込んだ
踏切を破壊した

などという事故で使われることも多いのです。

このような事故の物損の損害賠償でも数億円は当たり前です。

自賠責保険だけしか加入しないで、任意保険に入っていない四国や九州地区の約半数のドライバーは、物損事故のときには1円の保険金もでないのです。

ちょっと信じられません。

2億円の損害賠償を支払わなくてはならないのに、1円の保険金もでないなど考えられません。

自己破産をして債務を免れるということも可能な場合もありますが、その事故が飲酒運転や速度超過などの重過失または故意である場合は自己破産をしても免責が認められない場合があります。

日本人はリスク管理が甘いと、よく外国人に言われますが、本当にその通りだと言わざるを得ないデータがあるものです。