対物賠償保険について

自動車保険に加入するときに、対人賠償保険の保険金額を「無制限」にするのは今や当然となっていますが、対物賠償保険に関しては、まだまだ「無制限」に設定していないユーザーは多いです。

対物賠償保険の最低保険金額は200万円ですので、対象がモノだからでしょうか、この最低保険金額を設定しているユーザーが意外と多いのです。

その理由は、やはり保険料(掛け金)が高くなりそうだというのがほとんどです。

しかし、対物賠償保険の保険金額は、低くしても、無制限にしても、あまり保険料に変わりはないというのは知られていません。

50歳、10等級、ゴールド免許
トヨタヴィッツ
車両保険(一般)85万円、免責1回目5万円、2回目10万円
対人賠償:無制限
人身傷害補償:(搭乗中のみ)5,000万円
本人限定
弁護士費用負担特約

の条件でソニー損保で見積もりをとりますと、年間保険料は

対物賠償:1,000万円 55,070円
対物賠償:無制限   55,830円 

という金額になります。

対物賠償保険の保険金が1,000万円しかないのと、無制限とでは補償の厚みとしては天と地ほどの差がありますが、年間保険料はたったの760円の差でしかありません。

これはみれば、対物賠償保険を「無制限」にしない理由はないはずです。

最近の対物賠償額で高額な賠償額がでたものとしては、

  • 高額な呉服を積載したトラックの事故の賠償額 2億6千万円
  • 車がパチンコ店に突っ込んだ事故の賠償額 1億3千万円
  • 車と電車の事故で電車だけでなく線路までも損害が及んだ 1億2千万円

相手の損害が自動車レベルのものであれば、保険金額1,000万円程度で十分かもしれませんが、相手のモノは自動車だけとは限らないのです。

自動車保険証券をみて、対物賠償保険金額が無制限になっていなければ、すぐに保険会社に電話して変更する手続きをしてください。

自動車保険は更新時だけでなく、いつでも契約内容を変更できます

ちなみに自賠責保険(強制保険)からはモノに対する保険金は一切でませんのでご注意を。